karasunogyozui2008-03-31

3月29日(土)に鳥取市さざんか会館でおこなわれた鳥取県予選の結果です。


代表 田口智博(淀江小4)
2位 山本航平(修立小5)
3位 橋嵜卓万(羽合小3)
3位 井上知将(美保小5)



参加人数は43名とかなりの人数でした。特に東部からの参加者が多いのは鳥取支部の普及活動のたまものですね。


西部支部からは3名の参加でした。田中孝康君、田中道顕君はトーナメント2回戦3回戦で中部の橋嵜君に負けです。


準決勝、田口君と橋嵜君との対戦は見ていて息詰まる熱戦でした。戦型は角換り腰掛銀。橋嵜君が先攻しましたが、田口君がうまく反撃しそのまま押し切るかと思いましたが、最後に波乱がありました。自玉に受けのなくなった田口君相手玉を詰ましにいったのですが、角筋をうっかりしていて竜を唯取りされてしまいました。観戦していて思わず目を覆ってしまいました。しかし田口君ここから残った持ち時間すべてを使って必死に相手玉の詰み筋を読みます。最後詰みがあったのは運がよかったとしか言い様がありません。竜を唯取りされても動揺を顔にださなかった田口君には観戦していた松田名人も感心していました。橋嵜君あと一歩及ばずでした。


勝戦、山本君との将棋は相穴熊の戦いとなりました。石田流に組んだ山本君が作戦勝ちから優勢になったのですが、田口君底歩を2枚も打って辛抱します。熱戦でしたが、うまく飛車を詰ました田口君が駒得をいかして穴熊を攻略しました。田口君我慢の勝利でした。


今年は昨年より全体的にレベルが上がっていたので、田口君の連覇は容易ではないと思っていましたがよくがんばってくれました。おめでとうございます。西日本大会での活躍を期待しています。



※写真は準決勝を前に田中兄弟の将棋を観戦する田口君