村上翔一君お別れ会記念写真(2年前)


カラスが旅に出ていますので指導員が更新します。


西部支部道場では毎週土曜日の午後、「こども将棋教室」を開催しています。子供同士の実戦が主ですが阿部棋道指導員による駒落ち指導対局、西部支部会員による平手の指導対局も合わせて行なっています。費用は入会金1000円のみであとは無料です。将棋の好きな子供は遊びに来てくださいね。


指導員ももちろん子供達と指すのですが、最近よく負けるようになりました。指導員が弱いせいだと皆から思われていますが決してそんなことはなくて、それ以上に子供達が強くなった為だと思っています。


思い返せば指導員が将棋界に復帰した3年前、最初に見たのはあまりに弱い西部の子供たちの将棋でした。当時島根県には里見香奈ちゃん、来海孝之君、鳥取県東部には松本憲太郎君、英樹君、原田智也君らがいて互いに熾烈な戦いを繰り広げていました。西部の子供たちが彼らに勝つのは無理でした。


何とか西部の子供たちにも強くなってもらいたいと、カラスと指導員が話し合って始めたのが「斉藤教室」でした。主任教授は、地元鳥取で就職が決った慶応大学将棋部OBの斉藤健一君です。隔週土曜日の午前中、指導に当たった三人(斉藤先生、指導員、カラス)と子供たちがそれぞれ熱心に勉強し、今思い出しても楽しい教室でした。序盤、中盤の定跡は斉藤先生が担当し、指導員は子供たちの終盤力アップに努めました。具体的には、簡単詰将棋、必死問題、囲いの崩し方、手筋問題を繰り返し解かせました。


約1年続けた「斉藤教室」の卒業生がその後急速に強くなってくれたので、教え方の方向性は間違っていなかったようです。その後に「こども将棋教室」に入会してくれた子供たちのためにも、もう一度「斉藤教室」を再開したいものです。


※写真は村上翔一君のお別れ会での記念写真です。(2年前)