大親分の『あっぱれ』の巻

 最近5年間の田中康晴大賞は、どうだったか。振り返ってみたい。


 まず、02年(平成14年)は里見香奈さん(出雲市)。
 当時、小学5年生。アマ女王を獲得、急速に力をつけた時期でもあった。西部支部の大会にもかかさず参加して頂いた。香奈ちゃんの実力と、とても仲のいい里見さん一家に、田中支部長のツルの一声で決まった。


 03年(平成15年)は藤井真司氏(松江市)。
 山陰最強で、全国区の実力者。人柄もよく、山住氏との親交も厚い。西部支部の影の協力者であることは、田中支部長もお目通し。カラオケ名人、そして二枚目の藤井氏を抜きにこの賞は考えられない。


 04年(平成16年)は宮崎秀雄氏(米子市)。
 この年、全国シニア名人で、文句なし。この日記でも、春先の「思い出の鳥取県棋界」で登場。県西部棋界の至宝である。宮崎さんなしで、今や県棋界を語ることはできない。この人を選ばなければ、田中支部長の怒りの鉄拳である。


 05年(平成17年)は松本憲氏(鳥取市)。
 広島大将棋部OB。長男憲太郎君(当時高1)の支部名人戦代表と次男英樹君(当時中3)のアマ竜王戦代表と、松本家の躍進の年。西部支部の大会にもかかさず参加、大賞は田中支部長の盤上この一手である。*1


 06年(平成18年)は勝部素光氏(米子市)。
 西部名人戦二年連続挑戦権獲得で、26年振りの名人位に返り咲いた。時に七十歳。「七十にして心の欲する所に従えども矩(のり)を踰(こ)えず」と、論語にある。その解釈は、自由にして自在、しかし物事の道理から決してはずれることがない。人生の理想郷でもある。田中支部長、同年代の快挙に拍手喝采である。


 以上、大親分の『あっぱれ!!!!!』でした。


カラスの勝手 
 人気blogランキングへここを1日1回応援のクリックお願いします。 

*1:なお、翌06年、氏の母校である鳥取西高が二人の息子さんの力で高文祭全国制覇(団体戦)を成し遂げた。