箱根を越える?

 05年は2回目の出場の吉澤氏(00年アマ竜王)が、地元山陰の強豪を下して代表となった。
 06年は2回目の出場の池田氏(元奨励参段)が同じ関東の強豪を下して代表となった。池田氏は優勝を決めると、賞品の20世紀梨(10キロ)の宅急便の手配のため、西部支部の松井章宏さんの運転でクロネコに寄り、その後和田の道場でしばらく時間を過ごされた。礼儀正しく、話をしていても気持ちのいい方である。以前、ネットを見ていたら、「最近二日連続でアマ名人になった夢を見た」と誰かに書かれていた。将棋に対する思い入れの深さは並ではない。


 ところで、この9月の季節と言えば、80年代(高木支部長の時代)は、皆生の温泉会館ので秋季大会が定番で、西部の愛好者の集いの場であった。
 90年代になると、米子支部と一緒になり、初めて新聞社のタイトル戦である鳥取県王将戦を行い、さらに21世紀王将戦へと発展してきた。同時に、山陽・近畿との交流の輪も広がってきた。
 そして、00年代はアマ王将戦山陰地区予選となり、ご覧頂いたように、関東のトップアマの将棋を目の当たりとすることになる。
 時代の移り変わりを感じる次第である。


(アマ王将戦戦の変遷はおわり)