匠のココロ

 焼けるような暑さの日が続きます。
 日が暮れた午後8時、道場に着くと、興津氏は今日の大会の念入りな準備をしている。興津氏が南東側の窓を指しながら、「これ、どうしたの?」と聞く。見ると、窓全体に外側から簾(すだれ)がほどよく掛けられている。先週までは、なかったのに・・・。確かにこれならば、外部の熱気を防ぎ、冷房の効果も抜群。
 しばらくして、事実関係を確認すると、先週のブログを見た和田町内のS夫人が今日の大会の子供達が暑くて大変だということで、人知れず準備され、そして和田町内の老人が釘を打ち付け設置されたとのこと。
 今日、早速お礼に行きます。


 今日の大会(高校生以下)は、成績上位者に連盟の正式免状が進呈される。
 その子供達の名札は、道場の奥の壁に掲げられている。(写真)下段、左側の紙の札が級位者、中央部分の木札が段位者。(上段と右側の木札は会員)級位が上がることは楽しみであり、力がついてくると段位の木札が目標となる。
 そうした子供達の姿を見て、この掲示板(?)は道場の新築を請け負った林田政信氏(和田町)が特別に仕立ててくれたもので、少し強くなってくると自分の札の位置、そして上位者の段位・級位を何度となく確認するようになってくる。


 簾、掲示板。和田町の匠(たくみ)のココロに感謝する金曜の夜でした。