S級は強し
99年の米子将棋まつりS級戦は、鳥取県勢でベスト8に残ったのは、米村幸一氏(鳥取市)と桑原渉氏(米子市)の2名であった。
以下は当時の日本海新聞から。
『第17回米子将棋まつりのS級戦のベスト4は、藤井真司(松江市)―吉田義雄(大阪府)戦と辻清治(兵庫県)―武村俊夫(大阪府)戦である。観戦の人々も異様な興奮に包まれ、だれもが大阪の吉田、武村両氏の底知れない強さに驚いていた。
決勝の武村―藤井戦は、武村さんが見事な指しまわしで制し、優勝賞金10万円が田中康晴支部長より贈呈された。
武村さんは「大田学さん*1(倉吉市出身、通天閣将棋センター席主でテレビふたりっ子の銀爺のモデル)が自分も行きたかったが、宇部の方で招待されており、米子には行けず残念がっておられました。よろしくお伝え下さいとのことです。」と田中支部長に伝えると、「大田さんはお元気ですか」と話もはずんだ。
山陰初のハイレベルな大会は、近畿勢の参加で盛況のうちに幕を閉じた。』